真澄 長期熟成古酒「夢殿」の詩

Client: Miyasaka Brewery Company, Ltd.
Art Direction: BEEK
Writing: Go Uchida
Photographer: Keiko Mizukai
Printing: Fujiwara Printing Co., Ltd.

1662年創業「真澄」の蔵元・宮坂醸造株式会社が明治時代より造り続け、数々の清酒品評会にて入賞し続けてきた大吟醸、夢殿。かつて品評会出品用に醸される酒だった大吟醸は、生産量の少なさゆえに単独で販売されず、通常は普通酒へブレンドされてきたため、その存在を知るのは限られた人のみでした。しかし真澄では、杜氏や蔵人が美酒造りに全身全霊を捧げた証しを後世に残すべく、
出品酒を一升壜へ詰め、酒蔵の冷蔵庫へ取り置きしてきた歴史があります。こうして蓄えられた品評会出品酒のなかで熟成が最も長い1971年製の夢殿を、2022年リリース。そのリリースにあたって、熟成50年というストーリーがもつ「時間」というテーマを真正面から、しかしさらに新しい視点で捉える詩の執筆依頼を受けました。詩は、購入者に、また販売店で配付される冊子に掲載されています。

The Time is Right / 夢殿1971, 夢殿MV