PHOTO REPORT: 2023 AUTUMN GO UCHIDA POETRY READING TOUR 二宮編
会期:2023年10月25日(水)
時間:18:00開場 18:30開演 21:30終演
会場:Boulangerie Yamashita
全国7か所8公演のツアーを完走した2023年秋の朗読LIVEツアー。秋の朗読ツアー3会場目は、長野県を離れて、山を下り、海沿いの小さな街、神奈川県二宮町の人気店、ブーランジェリーヤマシタ。ウチダゴウの友人でもある貼り絵作家ちぎらまりこ氏の個展会場でもあった店で、その最終日にクロージングイベントとして朗読LIVEを開催しました。ツアーでは、決めたセットリストから各会場で数編を差し替えるのが基本でしたが、クロージングイベントとして特別な一夜だったので、本会はセットリストを大幅に変更してお届け。2時間を予定したLIVEはいつも通り延長し、およそ3時間に。にもかかわらず終了後には「あっという間だった!」「もっと聴ける!」という声がたくさん起こりました。
Audience Review
▶︎詩、という言葉による景色を耳で聴きながら自分の心の中で同時上映することはホントに楽しく、こころがふわぁーっと開放されて柔らかく広がります。ゴウさんのおかけで今夜もよき時間でした。仕事終わって二宮着いたときはへろへろでしたが…笑。ありがとうございました!!やはり最近書かれた詩は臨場感というか、ゴウさんと詩に乖離がなく一体感があるように感じました。特にラスト「げんや」からの詩にはよき疾走感もあり、聞いてるこちらとテンポ感が合わさって心地よかった!アンコール二篇につづく流れは選詩がよくて最高にオシャレでした〜。(Y.I. 女性)
▶︎生まれて初めての詩の朗読会。目から鱗でした。詩(死)へのハードルも下がって嬉しくて素敵な秋の夜長でした。デザインセンスもグッと来て、欲しいグッズばかり。そしてモノクロの絵が良かった。ありがとうございました。(Y.U. 女性)
▶︎パン屋のブランジェリーヤマシタの小さな空間で、静かに詩を聴く。三遍ほど読んだ後に詩の聴き方について話されていた。「意味なんて考えたら、多分頭がプシューっていいますよ。詩を聞きながら、頭の中に画や映像をつくりながら聴くといいかもしれない。」私は目の前にある絵をボーッと眺めながら、詩を聴いて、脳内に絵を描いた。ザルの網目からこぼれ落ちるような感情が、絵を描くと浮かび上がってくる。じんわりと寂しかったり、怖かったり、ずるかったりする。詩は創作の言葉だなと思う。創作の言葉は、ただそこにいることを味わってもいい。その言葉は音楽に近い。ジャズが流れる喫茶店で、酸味のきいたコーヒーを飲んでいるみたいだ。(A.H. 男性)