PHOTO REPORT: 2023 AUTUMN GO UCHIDA POETRY READING TOUR 安曇野編

会期：2023年10月21日（土）
時間：15:00開場 15:30開演 18:00終演
会場：喫茶常念

全国7か所8公演のツアーを完走した2023年秋の朗読LIVEツアー。長野県駒ヶ根市のカフェsinkで封を切ったツアーの次なる会場は、詩人ウチダゴウが暮らす長野県安曇野市、幕末に建てられた古民家を店舗とする喫茶常念。店主・きむらのりこ氏からの熱い要望があってこそ実現したこの回。元々会場にあった照明や木机、椅子などの古い調度品を効果的にセットアップしたことで独特な空気感が漂った朗読LIVEは、詩を読むごとに内圧をぐんぐんと高めてゆき、普段は穏やかで優しい空間が、ブラックユーモアや社会風刺の詩とさえ共鳴する、一夜限りの世界に生まれ変わりました。

Audience Review
▶︎初めての朗読会の参加で、初めの3つの詩はなんだか不思議な気持ちで聴いていました。そのうちに、ゴウさんのお人柄と詩の世界観、喫茶常念さんの雰囲気が合わさってその場の空気がどんどん変わっていくのが面白かったです。トークの中で、正しくあろうとしなくていい、世界を変えようとしなくていい、自分が生きているだけで世界になるというのがすごく素敵だなと思いました。曲がり角の遺失係、ぼくはちょっとまえにしんだ、のべのかぜが好きです。（T.T. 女性）

▶︎詩の中の『いのち』という言葉に触れた時に、私の持っている言葉のイメージとかなり違う捉え方をしている事に少し驚きました。私は『いのち』をイメージする時にロウソクの火のような儚く静かなものを思い浮かべるのですが、ゴウさんの詩に出てくるように力強く情熱的で熱いものもいいよなと。私も日々いのちを使っているのだから、時々は力強く熱く生きてみるのもいいなと思いました。前半パートのウェイターの仕事、曲がり角の遺失係はブラックユーモアと切なさが交じった感じが余韻が残って好きです。初めての朗読会とても楽しかったです！ありがとうございました♪（R 女性）