Design

薪窯ラスク

長野県東御市のパンと日用品の店「わざわざ」は、毎日同じ量のパンを仕込み販売することを、一つのスタンスにしている。売れ行きに左右されないパン作りは、作業性とスタッフの就業環境の向上を意味する。そのように生まれたパンは、品質・味が共に安定し、結果、顧客へ最も美味しいパンを提供できるのだ。しかし、そのスタンスは、パンが余る可能性も孕んでいる。わざわざは、この余ったパンを美味しいお菓子にしてきちんと売ることで、食糧の大量廃棄という問題にも対応しようと試みている。働き手の充実、買い手への温かな思い、社会問題への意識、より良い売り手であろうとする強い情熱。美味しく、そして心も満足できるお菓子の裏側にある意識を、薪窯のうちに宿り続ける熱とシンクロナイズさせながら、ラベルをデザイン。ラベルカラーは、パンを焼く薪窯の熱とわざわざの情熱の色、商品タイトルの文字は、爆ぜる薪や香ばしいラスクの質感をイメージして、制作している。


Client: wazawaza
Direction & Design: Go Uchida
Typography: Go Uchida
Photograph: Haruka Hirata, Hiroyuki Wakana (wazawaza)

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