Poetry events/reports/publishing /order/collaboration

PHOTO REPORT: 花とボタンホール2023

会期:2023年12月9日(土)
時間:19:30〜22:40
会場:ONTADE 1F



2018年から続くアドベント恒例ライブ「花とボタンホール」が、今年も松本市ONTADEで開催されました。
今までにないくらい、ホットでディープでワイルドででもとびきりハートウォーミングな時間・空間にしたいと、一年をかけて演目を考え、数多くの公演を重ねて、ついに本番を迎えた本企画。その熱意を感じてか、定員枠はあっという間に満席となり、増席した分もすべて埋まるという事態。県内外から場所も予定も構わず多くのファンが駆けつけてくれた一夜でした。
今年の「花とボタンホール」で掲げていた〈Change is the only constant=変化こそ唯一の不変〉。新作5編の発表、ヒップホップスタイルの演目披露、ブラックユーモア詩の8編連続リーディング、詩の教室の生徒である栗田脩・坂口直謙との朗読合唱、最大ボリュームの32編朗読と、“今できる最大限”を超える挑戦的な演目でした。
今年多くの場で、自分よりも若い人たちの飽くなき挑戦に、何度も出会い、励まされてきた、詩人ウチダゴウ。そしてそうした挑戦に対して「外側で腕を組んで評論家ぶるよりも、自ら近寄り肩を抱いて一緒に喜び合うことのほうが楽しい!」と自らそのウェーブに乗っていった集大成が、今年の「花とボタンホール」に表現されていました。3時間を優に超える上演時間が観客にとってどんなものだったか、写真に写る人々の表情を見れば一目瞭然です。詩人ウチダゴウが長く目指してきた〈詩のエンターテイメント〉が、ついにここに幕を開けた。そんな一夜でした。


Audience Review
▶︎とにかくすごかったです!時空を超えて、スピード感とバラエティーにとんだ感と…一夜にたくさんの詩(物語)がぎゅっと凝縮されて余韻がずっと続いていました。言葉だけで…のお話もとても印象的でした。「だれだって」「落葉」がとくに好きでした。三人の朗読も、声が重なったりキャッチボールのようだったりで感動しました。外の酔っ払い姉さんたちが合唱していた♪ハナミズキ「百年つづきますよーにー」も演出のひとつのようでした。15歳の娘はいったい何を感じるのかとても楽しみでした。会場に入って第一声が「みんなヨガしてオシャレなカフェ行って仕立ての良さそうなセレクトショップの服着てそうな人たちばかりだね。ウチらが1番貧乏人で場違いっぽい」母「貧乏人でも詩をきく権利はあるよ」そのあと頂いたハガキに自分の名前が書いてあって凄く喜んでました♡こんがりスイーツも♥帰り道の感想は「難しいのもわからないのもあったけどちょっと分かる気持ちもあった。そしてとにかくあれだけたくさんの詩を朗読するの凄い」でした。演劇と音楽を兼部して日々人前で表現する事に苦戦してるので刺激をうけたようです。ゴウさんはもちろん!スタッフメンバーもとてもあたたかくてあの素晴らしい空間が皆さんのお人柄で作り上げられてるんだなぁ〜と︎︎。とてもステキな夜でした✿本当にありがとうございました!(K.S. 女性)

▶︎正直いって、まじで、ほんとに良かったです。今年もここに来ることにしてよかったなと思える時間でした。それから、これまで参加した朗読ライブで一番、心がとんでもなく忙しい回でした。去年の花とボタンホールに、なぜかどうしても行った方がいい気がして参加して、それから今年一年、ラジオに朗読ツアーに、その他色々、今年のゴウさんはすごかったと思います。おかげで、詩を書かないでいる人にしては随分、自分も詩に触れ続けた一年だった気がします。オープニングの書き下ろし4編すごくよかったです、そう来たか、とニヤッとしてしまいつつ、かましてきたなー!って感じでした。何編目まで続けるかな、と思いながら、(AIの疑問、まででしたね、良かったです)ちょうど一番後列の端っこで、ゴウさんも見えて、観客の皆の様子や、舞台袖の栗田さん坂口さんも見えるとこに居たので、皆の緊張感とかも見えて、いい席だった気がします。なぜか今回は、曲がり角の遺失係がいつもより響いてきて、でもゴウさんがこの詩の朗読が好きなのが少しわかった気がしました。後半、栗田さん坂口さんとの共演、ほんとに難しかったんじゃないかと思います、いくら練習したって一回きりの本番なので、ほんとに三人ともすごかったです。(それにしても、詩が三編とも、いやこれは難しい!ってのばかりだった気がします)かおをあげてあるく、からのエンディングの詩も一編毎にくるものがあって(偉そうな書き方ですみません)すごくいいフィナーレでした。と、(今回も)アンコールの詩も、(ある意味本編のフィナーレ以上に)ほんとに良かったです(そこはゴウさんの狙い通りで合ってますかね?)。がんばって皆で拍手してよかったです!ぷろぺら、今回のクリスマスの朗読を全部ひっくるめたあと、いまゴウさんが言いたいことかな、と思って持って帰ることにしました。(O 男性)

▶︎The poetry reading session was a heavy, moist time. I struggled to gather up the words that spilled out and overflowed from Go-san’s mouth, and build them up in my head. But every time I encountered a new word, something unexpected appeared and started to move unexpectedly. But amongst the words and pieces of the poem, there is a sense of being connected to myself, wrapped in layers of different stories. The different stories often resonate, often dissonate. I was thrilled when I find dissonance. I felt that Go-san’s poems have the power to invite me into a new world, to enjoy even such dissonance.(M.M 女性)

▼Set up the event venue

▼The audience enjoyed chatting when the show started

▼Finally the curtain rose / the first half

▼Three poets read poems together like a choir / the second half

▼Final push to cross the ending / the second half

▼After the show with audience

▼Commemorative photograph

Tags: