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漫画家メグマイルランド展

会期:2023年9月16日(土) 〜 9月30日(土)
時間:11:00 〜 18:00
作家在廊:9月16日•17日
閉館日:9月21日•27日



人工と自然、地球と宇宙、過去と未来、動物と人間、善と悪、自己と他者——人間が便宜上取り組んできた概念化とカテゴライズは、(仮)のはずなのに、長い歴史のなかで癒着し、いつしか強固なボーダーラインになる。

しかし元来野生だった人間にとって、ときにそれは窮屈だ。だからみんな悶えながら生きる。そんなボーダーラインを自らの制作活動とその作品をもって越えてみせる使命が、〈表現者〉にはあるのかもしれない。
ぼくは風を立てながら詩を書くが、メグマイルランドの創作は、曲がりくねって大地を這う水の道のようにずっと水気を帯びている。そして誰もが忘れた地下水脈に深く根を落とし、この宇宙に繁茂する植物のような生命力で、新たな世界を見せつけてくれる。

ドローイング、漫画、油絵、陶板。メグマイルランドの多様な作品をぜひご覧あれ。漫画の原画を含め、全作品が購入できるほか、ぼくの詩から生まれた漫画も限定販売。それにしてもこの展示タイトルは、いったいなんて読むんだ?すべての答えは会場にある。乞うご期待!



Special Goods:
メグマイルランド×ウチダゴウの新作漫画

メグマイルランド×ウチダゴウによる本企画にて初披露となる新作漫画を発売。漫画家メグマイルランドの構想から、詩人ウチダゴウが一編の詩を執筆し、その詩を受けて物語を拡げてゆきながら制作された、今この瞬間にこの宇宙に生まれた最新のホットな作品をぜひ。

Profile:
漫画家、美術家。2005年多摩美術大学卒。小学生時代を佐賀で過ごし、その記憶を元に描いた自主制作漫画『水辺のできごと』が、文化庁メディア芸術祭推薦作品に選出される。現在、マガジンハウスによる新漫画WEBサイトSHUROにて「棕櫚の木の下で」を連載中。

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