Design

わざわざの残糸ソックスの題字・パッケージ

長野県東御市のパンと日用品の店「わざわざ」が、長野市にあるニット製品の製造メーカー・タイコーとともに、2017年にオリジナルプロダクトとして製作、販売を開始した「残糸ソックス」のラベルをデザインしました。素材として使われているのは、タイコーの倉庫に使われずに眠っていた糸。それを見つけたわざわざの店主・平田はる香氏が、この残糸を活用して靴下を作ることを思いつきました。デザインの相談を受けた際に、ちょうど親しい印刷所だった松本市の藤原印刷に、やはり使われずに廃棄される紙、すなわち残紙があることを聞いていたので、このラベルに使用することを提案。商品用にハンドライティングしたオリジナルの文字は、残糸の掘り出し物感、ウールやコットンやポリエステルなど異なる糸が使われている混合感、そして再び活路を見出された生命力などを彷彿とさせる、ワイルドな書体に。2017年当初の3サイズから、徐々にサイズを展開、2019年春現在、キッズ(16~18)、ジュニア(18~20)、XS(20~22)、S(22~24)、M(24~26)、L(26~28)の6サイズに至る。

Client: wazawaza
Direction & Design: Go Uchida
Typography: Go Uchida
Printing: Fujiwara Printing co.,ltd.
Photograph: Haruka Hirata, Hiroyuki Wakana (wazawaza)

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