Design

栞日分室

栞日は、2013年に長野県松本市に開業。以降、人や文化、価値観が交流する場として、欠かせない店の一つとなっている。その栞日が、2019年春、新たな店舗を、同じ市内を流れる女鳥羽川のそばにある土蔵の2階に、オープンした。名前は「栞日分室」。“これからの日用品を考える”場として、月ごとに商品が入れ替わる日用品店であり、同時に、月替わりの企画展を開催するギャラリーとしても運営する。依頼されたロゴのテイストは、当初まったく異なるものだったが、クライアントから送られてきた土蔵の写真と、新たな店舗のコンセプトを綴ったテキストから、こちらを提案。円形の栞日INN、三角形の栞日STOREに続くよう、分室のロゴフォルムは正方形に整え、2階に登る階段や、梁、天井、漆喰の壁、格子窓、床板など、その場の質感を感じられるものに。これまで「工芸」や「民芸」を世に伝えてきた各地の民芸館からの流れを汲み、また同時に、新たな世界を切り拓く期待も込めて、民芸調の気配を、あえて残してデザインした。ショップカードに使用した紙は、漆喰の質感に近かった気包紙。裏面の店舗紹介は、キーワードやキャッチコピーに安易にまとめずに、文章をそのまま掲載することを提案。誠意のある、まっすぐな姿勢が伝わるものを目指した。

Client: sioribi
Direction, Design: Go Uchida
Printing: Fujiwara Printing co.,ltd.

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